難解な医学書もマンガでわかりやすく!「萌える!心力学 心機能がやさしくわかる58のエピソード」

shinrikigaku01「心力学(しんりきがく)」をご存知でしょうか。

心力学の「心」は人間の体の中で日々休むことなく働いている「心臓」のことです。心力学は膨らんだり縮んだりして変わる心臓の形や心臓内部の圧力、心筋の張力や応力など、臨床医学の中でも心臓の動きの力学的な分野に関する学問分野です。

心臓、しかも「力学」に特化した医学の専門書、と聞くだけでも「難しそう」となってしまいそうですが、今回はそんな難しい内容を図入りでわかりやすく解説した書籍をご紹介します。桜橋渡辺病院の心臓・血管センター長である岩倉克臣さん著、金芳堂刊「萌える!心力学 心機能がやさしくわかる58のエピソード」です。

書籍は全7章、58の項目で構成されています。「心力 学ってなんだろう」という基本から始まり、「フランク-スターリングの法則」と呼ばれる心力学における基本的な法則、「圧-容積曲線ってなんだろう」「Emaxを理解しよう」といった内容へと進んでいきます。

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本文中は先生役である「新力学先生(この先生はお医者さんにつける「先生」の意味です)」と生徒役の「曽野くれは」、そして途中から後期研修医の「若狭先生」が加わり、対話形式で進行していきます。

所々にエコーの写真やグラフなども織り交ぜられ、それらにもキャラクターが解説を加えています。

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先生役と生徒役というように登場人物の役割がはっきりしていると、読む側も内容が理解しやすく、また書く側も「質問に答えていく」という形でストーリーが展開できるので話がスッキリとまとまります。話し言葉+図表で解説されている本書は「心力学を学ぼうと思っているけど難しそう」「本は読んだけどよくわからない」という方にも読みやすい一冊になっています。

shinrikigaku04人物のセリフの頭の部分にはこの写真のようにキャラクターのイラストが入っています。キャラクターの表情の後ろにセリフをつければ誰が喋っているのかわかりやすいですし、疑問や驚きといった表情のパターンを組み合わせれば感情表現も出来ます。

複数のパターンを手描きで用意するのはちょっと大変ですが、コミPo! なら表情を変えるのも簡単にできるのでセリフと組合わせれば簡単にキャラクターの喜怒哀楽を表現することが出来ます。

 

全144ページ、フルカラーの「萌える!心力学 心機能がやさしくわかる58のエピソード」は金芳堂より発売中です。全国の書店、ネットショップの他、金芳堂さんのホームページでも販売されています。

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