4月26日、早稲田大学西早稲田キャンパスで行われた画像電子学会主催のセミナー「画像電子学会 第2回画像エンタテイメントセミナー」で、コミPo! 開発ディレクターの小野が「3Dキャラで組み立てる ~マンガ作成ソフト コミPo!の楽しみ方 ~」と題した講演を行いました。
画像電子学会は1972年に発足した設立から40年を超える伝統ある学会です。当時普及し始めていたファクシミリを中心とした画像伝送に関する技術をターゲットとして活動がスタートした画像電子学会は、現在画像入力や信号処理にコンピュータを駆使したVisual Computing、画像関連産業をその後ろ盾とするVisual Devices、学会の伝統である伝送・符号化技術に端を発するVisual Communicationsの3つを柱に活動しています。
今回行われた「第2回画像エンタテイメントセミナー」は「高度な技能や高価なシステムが伴うエンタテイメントの1分野において進められている、手軽に楽しめ、簡単に制作ができる取組み」が焦点。コミPo! の絵が描けなくても3Dキャラや素材を組み立てるようにしてマンガを作成できる点が評価されたことで、今回のセミナーにお招きいただきました。
講演では今までコミPo! がどんなところで使われているのか、作品や事例を紹介するとともに、開発時の苦労やこだわった点などについて、コミPo! で作成した画像を使ったスライドを交えて講演しました。
開発時の逸話は、現在公開されているコミPo! Magazine第11号で掲載されている開発秘話の画像を画面に映し「このようなストーリーは文章にされることが多いが、コミPo! を使えば誰にでもマンガにできる」と、実際にコミPo! の使い方の一例として紹介しました。
コミPo! を操作し、簡単にアングルやポーズが変えられる点を紹介する際には聴講者からも驚きの声が上がっていました。セミナー全体でも聴講者の関心の高さをひしひしと感じることができた、実りあるセミナーとなりました。
今後も、コミPo! がだれでも手軽に楽しめ簡単に制作ができるツールであることを、様々な場で多くの人に伝えていきます。