以前、当ブログで柳澤タロさんの「レイバーウィッチ」という作品をご紹介しました。社会保険労務士の畑楽法子が、労働環境を改善するために戦う、というストーリーの作品でしたが、今度は女子高生が主人公の労働法マンガがリリースされることになりました。しかも今度の本は出版社から発行され、書店に並びます。
仕事をする人たちにとって切っても切り離せないのが労働法。法律なだけあって堅くて難しいものではありますが、知らないと労働者が色々と不利益を被ることがあります。
例えば、アルバイトの時給。実はアルバイトであっても、都道府県ごとに「最低賃金」というものが決められています。東京の場合、2011年9月現在の最低賃金は時給821円(10月からは837円)となっています。これを下回ると雇用する側は最低賃金法違反になる…のですが、意外と知らない方も多いみたいなんですよね。
『魔法でわかる「労働法」~間違いだらけの労働現場~』では、最低賃金の他にも「懲戒解雇」「年次有給休暇」「採用内定」など、働くにあたって切っても切り離せない身近な内容がストーリー仕立てで解説されています。
また、ストーリーとストーリーの合間には「社労士菅野みのりの労働法講座」で、ストーリーに関連するお話や、条文・判決文(判例)などが掲載されています。なお、出版にあたり、ウェブテクノロジ代表の小高輝真より、本の帯に寄稿をさせていただきました。
『魔法でわかる「労働法」~間違いだらけの労働現場~』はハーヴェスト出版より9月22日発売です。出版にあたり、実体験をもとにしたコラムのWeb連載がスタートしています。こちらもあわせてご覧ください。