作品紹介「ひとりぼっち」

出会いがあれば別れがある――昔からよく言われることです。もうすぐ1月も終わりですが、あと2ヶ月もすると卒業式のシーズン。出会いと別れとの季節を迎えます。

今回はそんな季節を前に、とある卒業式を舞台にしたSEDESUさん作の「ひとりぼっち」という作品をご紹介します。(画像をクリックすると大きな画像で表示されます)

ひとりぼっち1ページ目

ひとりぼっち2ページ目

ひとりぼっち3ページ目

お話はとある学校の卒業式のシーンから始まります。
「ひとりぼっちでの卒業式」という寂しげなストーリーと合わせたかのような淡い色使いで始まるこの作品ですが、この後の展開に合わせて全体の色使いや、ミホちゃんの表情、そしてマンガ全体の雰囲気ががらりと変わります。

また、16ページの作品の全編にわたって、光や影が丁寧に描き込まれています。特にミホちゃんの楽しげな表情は他のシーンよりも明るく描かれており、非常に印象的です。

私がこの作品を知ったのは昨年末、竹熊健太郎さんのTwitterからでした。竹熊さんもツイートの中で「泣ける」と書いていましたが、私もこの「ひとりぼっち」を読んでウルッときてしまいました。


【コミPo! 製作委員会委員長 田中圭一から】

16Pという短いページ数で涙と希望を紡ぎ出すのはプロ作家でも、とても難しいと感じます。しかし、この「ひとりぼっち」は、それぞれのキャラクターの立ち位置が、さりげなく、そして深く描き込まれていて、自然な流れで感動を味わうことができました。凄いです。


心があったかくなる作品です。是非ご一読下さい。

続きはSEDESUさんのブログ「ガンバレ!コミpo!ちゃん」のページをご覧下さい。
http://ameblo.jp/komipocyan/entry-10748753556.html

【中の人】

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「カメラアングル」を活用してみる

3Dキャラクターをドラッグアンドドロップすると、こんな感じで腰から上のあたりの画像が表示されます。

カメラアングル6ここから、赤い枠をドラッグして拡大縮小したり、3Dハンドルでキャラクターを回転させたりするわけですが、これらの操作だけでは「腰から上を写す」というカメラの位置は変化しません。

なので、ポーズなどを変更するだけでは、こんな感じの画像になってしまいます。

カメラアングル1こみぽちゃんの腰から下の部分が消えちゃって幽霊みたいになっちゃってますよね。これは「キャラクターがカメラのフレームに入っていない」という現象が起きているからです。

これを解消するには3D設定の「カメラアングル」を使うと便利です。

カメラアングルアイコン

カメラアングルのボタンは編集画面の右側、レイヤープロパティの中、映画の撮影カメラのようなボタンがそれです。

またキーボードのF7キーでもメニューが出るようになっています。

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カメラアングルサムネイルボタンを押すとサムネイルが起動します。腰から上、アップ、全身像などプリセットでいくつかのカメラアングルが登録されています。用途に合わせて選ぶのですが、今回はこみぽちゃんの全身像が入るようなアングルを選んでみましょう。

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カメラアングル2こみぽちゃんの全身像が表示されました。ただ、このままだと体の向きや、表示されているサイズに違和感があるので、拡大縮小したり、3Dハンドルで角度を微調整します。
また、フキダシの位置も少しずれているので、「しっぽ」の位置がこみぽちゃんの顔に来るようにも調整しましょう。

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カメラアングル3一番最初の画像では切れていた足もとがきちんと表示されている状態で、こみぽちゃんが配置されました。

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もう少しアップにして、「太もものあたりから上を表示したい」という場合は、前にご説明した「ズームイン」を使いましょう。マウスを中クリック(ホイールを押し込むクリック)しながら上下に動かすことでズームイン・ズームアウトができます。

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カメラアングル4ズームインするとフレームからこみぽちゃんがはみ出してしまいます。表示位置を調整して太ももから上が表示されるように調整しましょう。3Dハンドルの上で、マウスの右クリックを押しながらドラッグして、位置を調整します。

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カメラアングル5これでカメラが少し寄った状態でキャラクターが表示されました。

意外と見落としがちな「キャラクターの一部がフレームから外れている」という状態。作品を眺めていて、何か違和感を感じたらキャラクターの足もとを見てみると良いかもしれませんね。

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あ、こうするときはもちろん足もとが切れてても問題ないです。

カメラアングル7

【中の人】

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コミPo! (コミポ)トークライブイベント開催!

昨年末、コミPo! の発売直後に東京カルチャーカルチャーで行われたトークライブ。発売直後という事もあり、年末にもかかわらず大盛況に終わったのですが、その熱もさめやらない間に次のトークライブイベントが決定しました。

前回のイベントはどちらかと言えばコミPo! の使い方や、「こんな事ができますよ」といったご紹介を行う部分が多かったのですが、今回は開発の裏話やここだけの話など、トークが中心(らしい)です。

なお、出演陣は田中圭一委員長を始め、開発に携わった方々が勢揃い。公式ページの作例ページで「よ~せ~とあたし」をご紹介しているアニメーターのいまざきいつきさんもゲストとして登場します。3月開催とちょっと先のお話ですが、是非チェックしてみて下さいね。

誰でもポッとマンガがつくれちゃうソフト『コミPo!』製作者にウラ話を聞いちゃおう!

日時:2011年3月10日(木)
場所:新宿ロフトプラスワン
開場:18:00
開演:19:00

出演
田中圭一(「コミPo!」企画&プロデューサー、漫画家)
小野知之(「コミPo!」開発ディレクター)
西海圭祐(「コミPo!」キャラクターモデリング、フリーデザイナー)
カントク(「コミPo!」キャラクターデザイン、イラストレーター)

ゲスト
いまざきいつき(アニメーター)

司会
浦嶋嶺至(漫画家)

チケット
前売 1,500円 / 当日 1,800円(飲食別)
前売チケットはローソンチケットにて1月21日(金)より発売開始
【Lコード:36364】

【2011年1月21日追記】
会場のキャパシティがどれくらいなのか?というお問い合わせをいただきました。スタンディングかどうかで変わるようですが、150~170人くらいのキャパシティがあるとのことです。

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