3Dキャラクターの目の変形に対応
3Dキャラクターの目の形と位置を編集できるようにしました。
「キャラクター作成・編集」と「表情変更」の設定で、「目を編集する」をONにすることで、サイズ・形状・上下位置・左右間隔の4つを変更できます。
キャラクター作成のバリエーションを増やすだけでなく、表情の拡張(目を細める)に応用することも可能です。
【仕様】
- 対応モデルは、「基本セット4キャラ(冬制服男女、ブラウス、ジャケット)」「コミPo! データコレクション (Vol.7を除く)」「京町セイカ」です。
- 顔タイプの「年長顔」「ギャグ顔」では、変更できない項目があります。
- 「目を編集する」をONにしたキャラは、顔に描かれる髪の影が減ります。
- 「形状=1」にすると、瞳が真円になります。
- 「サイズ=10、形状=8、上下位置=0、左右間隔=0」にすると、オリジナルと同じ目になります。
【補足と注意点】
- 目の位置を大きく変更すると、目が「顔にめり込む」「顔から浮く」などの問題が発生する場合があります。このような場合は設定値やアングルを調整してお使いください。
- コミックファイルには、使用したキャラクターデータのコピーがレイヤー毎に含まれています。このため、作品で使用したキャラクターを一覧から最編集や削除をしても、作成済みのコミックファイルへの影響はありません。
スナップファイルも同様で、影響ありません。
プリセットキャラクターの目の形と位置を一新 (一部を除く対応モデルのみ)
目の変形に対応したプリセットキャラクター(※一部を除く)の、目の形と位置の初期設定値を調整し、顔の雰囲気を少し変えました。
なお、「環境設定」の「素材」で「プリセット3Dキャラクターの目の形と位置を旧版(Ver.3.52以前)に戻す」をONにすると、この変更を無効にできます。
- ※初期設定値は「通常女」「通常男」「キッズ女」「キッズ男」の4タイプに分けて設定されています。
- ※「京町セイカ」と「ニパ子」の初期設定値は常にオリジナルのままです。
フキダシのしっぽを追加
新たに「太カーブ左」「太カーブ右」「フラッシュ左」「フラッシュ右」「泡」の5種類を追加しました。
素材の追加
- 3Dアイテム「04.生活」に「ゴーグル」を追加
- ※「パーツ変更」の「頭の追加パーツ」で「頭上アイテム」に設定することで装着できます。最適な設定値は下記です。
- 女: 位置Y=-95
- 男: 位置Y=-102、サイズ=+1.5
- ※装着時に色を変更できます(全6色)。
- ※「パーツ変更」の「頭の追加パーツ」で「頭上アイテム」に設定することで装着できます。最適な設定値は下記です。
- プリセットスナップに「●テンプレ_年賀状素材2023」を追加
「テキストコピー」機能を追加
「編集」メニューおよびフキダシレイヤーなどのコンテキストメニューにある「テキストコピー」を実行すると、選択中のレイヤー(選択が無い場合はページ内すべて)に含まれるテキストレイヤーの文字列のみを抽出し、一括でクリップボードへコピーできます。
「Shift+X」キーでも使用可能です。
編集画面で「高精細3Dレンダリング」表示に対応
環境設定の「3D描画」で「編集画面で3Dレイヤーの表示画像を高精細にする」をONにすることで、3Dレイヤーの表示画質が向上します。
また、このときは「3D輪郭線強調」設定で輪郭線の太さを調整可能です。
「3D輪郭線強調」の値を「画像ファイル出力」ダイアログの値と同じ値にしておくと、編集画面と画像ファイル出力の見た目をほぼ同じにできます。
- ※この設定をONにすると、使用メモリー量とCPU/GPU負荷が増大します。「3Dレイヤーが表示されない」「動作が遅くなってストレス」などの問題がある場合はOFFにしてください。
- ※この設定は、画像ファイル出力およびコミックファイルの内容へは一切影響しません。
その他の改良
- 3Dアイテムの「モデルのチェンジ」で、カメラアングル(3D回転、3Dズーム)の状態をリセットせずに引き継ぐように改良
- 3Dキャラクターの「表情変更」における「右眉上下」「左眉上下」の最小値を「-20」に拡張
- 編集可能な最大ページ数を99へ拡張(従来は64)
※レイヤー数やユーザー画像数が多いと、編集操作やコミックファイルの読み書き速度が大きく低下するので、扱いにご注意ください。 - レイヤープロパティーおよび「レイヤー」メニューの「表示」に、アクセラレータキー「I」を割り当てた
- 「合成透過イメージコピー」使用時の生成画像の解像度を、従来の「200%」固定ではなく、「画面のズーム倍率と同じ(但し200%未満なら200%)に変更
※ズーム倍率300%でコピーすると、生成画像の解像度も300%になります - 「キャラクター作成・編集」のプレビュー画面で、下記の表示設定を変更
- 「眉毛オーバーレイ」をONにした
- 「口上下位置」を「-4」にした
- 「ビジネススーツ・男」の場合は「頭位置」を自動補正するようにした
その他の変更と不具合修正
- 「サンプルコミック」の「グリーティングカード」に収録されていた年賀状サンプル(2ファイル)を「【作例】年賀状2012」フォルダーへ移動
- 編集画面で選択レイヤーをカーソルキーで位置移動するときの座標誤差補正は、移動方向(左右ならX、上下ならY)にのみ適用するようにした
- 3Dキャラクターの「モデルのチェンジ」で、「データコレクション Vol.6 ビジネススーツ」の男キャラクターを使用した場合は、「頭位置」をリセットするようにした
- 「表情変更」で「左眉上下」の[-][+]ボタンが無効化されると「右眉上下」のボタンも無効化されてしまう不具合を修正